競歩の話題・歴史など書きました
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先週の投稿でフォームについて書いた。
いろいろ反響もあって興味深い内容となった。
そもそも競歩とはどのように位置付けるべきなのかを考えてみると、
以前のテレビ中継や書籍で「競歩は陸上の基本である」と
述べられている。
その辺を書いてみたい。
いろいろ反響もあって興味深い内容となった。
そもそも競歩とはどのように位置付けるべきなのかを考えてみると、
以前のテレビ中継や書籍で「競歩は陸上の基本である」と
述べられている。
その辺を書いてみたい。
これはどういうことか?
つまり歩行こそが走りの基本である、ということでもある。
走りのバランスが悪い選手は、もともと歩行に問題がある例が多い。
バランスの悪さが故障につながったり、骨盤のズレなど身体的なダメージとなる場合がある。
かつて、オリンピック3回連続出場を果たした
男子の小坂忠広選手は、もともとは3000m障害の選手。
心配能力はトップクラスなのに
タイムが伸びないのはフォームが悪いから、ということで
フォーム矯正が目的で競歩講習会に行かされたのが、
小坂選手の競歩をはじめるきっかけだった。
大学2年生くらいのことである。
それから競歩選手として力をつけ、36歳までオリンピック3回連続出場を果たした。
競歩はとりわけ、技術・フォームの習得は必須である競技だ。
これと似た競技が、以外にも100m走である。
100mの世界のトップ選手を見ると
どの選手も非常にきれいなフォームだ。
僅か10秒前後の時間、ほんの僅かな修正を繰り返すことで
彼らは記録を更新している。
競歩が走りと異なるのは、走りのバネが使えない分を
上半身、特に腕振りを使って推進力を生み出すことにある。
上半身下半身ともに鍛えられた競歩選手は
いわば、ごっつい選手が多い。
さらに、使う筋肉が長距離走の筋肉よりも
短距離選手に近いもがある。
それらはウェートトレーニングではなく、
練習で鍛えられたものである。
そのため、競歩選手は必ずしも長距離走から入る必要はまったくない。
むしろ短距離選手から入る方が、スムーズな移行が可能かもしれない。
実際、インターハイは短距離で出場した選手も存在するし、
実は私自身も高校時代は短距離だった。
最近は大学・社会人から競歩をはじめる選手は減っている傾向にあるが、
先に挙げた小坂選手、さらには一昨年の世界陸上代表となった明石顕選手は
大学から競歩に入った選手である。
こう考えると、
競歩は走りの延長ではなく
「競歩の延長が走り」
と考えることが懸命である。
他にも例として、十種競技、七種競技は各種目の延長として捉えがちだが
欧米では混成競技から専門種目を絞っていく、ということが行なわれている。
いろんな種目を行なって、適正・総合力を探っていく。
ドイツでは中学校の全国大会では混成のみ実施されていたり、
中米キューバでは、10代前半は五種競技を国のスポーツセンターで実施し、
そこから、陸上・バレーボール・ボクシングなど
適正を探っていくプログラムだそうだ。
かつてのソ連では歩きが速くない選手は、走りも速いはずは無いということで
歩行の訓練が学校等で行なわれていたと聞いたことがある。
それもあってか、欧米人の歩き方は非常にきれいである。
正しい歩系を身につけることは競歩のみならず
他の種目にも影響を及ぼす、ということを念頭におくと
競歩の存在意義は大きくなると言えよう。
つまり歩行こそが走りの基本である、ということでもある。
走りのバランスが悪い選手は、もともと歩行に問題がある例が多い。
バランスの悪さが故障につながったり、骨盤のズレなど身体的なダメージとなる場合がある。
かつて、オリンピック3回連続出場を果たした
男子の小坂忠広選手は、もともとは3000m障害の選手。
心配能力はトップクラスなのに
タイムが伸びないのはフォームが悪いから、ということで
フォーム矯正が目的で競歩講習会に行かされたのが、
小坂選手の競歩をはじめるきっかけだった。
大学2年生くらいのことである。
それから競歩選手として力をつけ、36歳までオリンピック3回連続出場を果たした。
競歩はとりわけ、技術・フォームの習得は必須である競技だ。
これと似た競技が、以外にも100m走である。
100mの世界のトップ選手を見ると
どの選手も非常にきれいなフォームだ。
僅か10秒前後の時間、ほんの僅かな修正を繰り返すことで
彼らは記録を更新している。
競歩が走りと異なるのは、走りのバネが使えない分を
上半身、特に腕振りを使って推進力を生み出すことにある。
上半身下半身ともに鍛えられた競歩選手は
いわば、ごっつい選手が多い。
さらに、使う筋肉が長距離走の筋肉よりも
短距離選手に近いもがある。
それらはウェートトレーニングではなく、
練習で鍛えられたものである。
そのため、競歩選手は必ずしも長距離走から入る必要はまったくない。
むしろ短距離選手から入る方が、スムーズな移行が可能かもしれない。
実際、インターハイは短距離で出場した選手も存在するし、
実は私自身も高校時代は短距離だった。
最近は大学・社会人から競歩をはじめる選手は減っている傾向にあるが、
先に挙げた小坂選手、さらには一昨年の世界陸上代表となった明石顕選手は
大学から競歩に入った選手である。
こう考えると、
競歩は走りの延長ではなく
「競歩の延長が走り」
と考えることが懸命である。
他にも例として、十種競技、七種競技は各種目の延長として捉えがちだが
欧米では混成競技から専門種目を絞っていく、ということが行なわれている。
いろんな種目を行なって、適正・総合力を探っていく。
ドイツでは中学校の全国大会では混成のみ実施されていたり、
中米キューバでは、10代前半は五種競技を国のスポーツセンターで実施し、
そこから、陸上・バレーボール・ボクシングなど
適正を探っていくプログラムだそうだ。
かつてのソ連では歩きが速くない選手は、走りも速いはずは無いということで
歩行の訓練が学校等で行なわれていたと聞いたことがある。
それもあってか、欧米人の歩き方は非常にきれいである。
正しい歩系を身につけることは競歩のみならず
他の種目にも影響を及ぼす、ということを念頭におくと
競歩の存在意義は大きくなると言えよう。
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プロフィール
HN:
rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年
国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。
内容は私個人の見解を書いています。
日本競歩界の見解ではありません。
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