競歩の話題・歴史など書きました
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サッカーワールドカップもいよいよ決勝を残すのみ。
世界100億人が見ているというテレビ中継、
日本でもNHKBSが全試合を放送している。
私は自転車ロードレースの最高峰ツールドフランスの中継を見ている。
日本では、以前某民放にてハイライト的な放送が行なわれていたが
昨年からこの番組が無くなり、CS放送のみとなった。
私はCSは契約していないので、どうしてるかというと
ヨーロッパのネット中継を探して見ている。
どこの国でも自国以外のアクセスを禁止しているところも多く
なかなか観れなかったのだが、ルクセンブルグの放送局のライブ中継が観れたので
初日からずっと観ている。
さて、以前と違い競技中継も進歩し普通のTV放送だけでなく
衛星放送、ネット放送が誕生し観戦する幅が広がった。
では競歩はというと日本では非常に厳しい状態にある。
そのあたりをいろいろ書いてみたい。
世界100億人が見ているというテレビ中継、
日本でもNHKBSが全試合を放送している。
私は自転車ロードレースの最高峰ツールドフランスの中継を見ている。
日本では、以前某民放にてハイライト的な放送が行なわれていたが
昨年からこの番組が無くなり、CS放送のみとなった。
私はCSは契約していないので、どうしてるかというと
ヨーロッパのネット中継を探して見ている。
どこの国でも自国以外のアクセスを禁止しているところも多く
なかなか観れなかったのだが、ルクセンブルグの放送局のライブ中継が観れたので
初日からずっと観ている。
さて、以前と違い競技中継も進歩し普通のTV放送だけでなく
衛星放送、ネット放送が誕生し観戦する幅が広がった。
では競歩はというと日本では非常に厳しい状態にある。
そのあたりをいろいろ書いてみたい。
日本で国際大会の競歩が完全生中継されたのは
91年東京世界陸上が最後である。
地元開催ということもあり、担当した日本テレビは
スタートから最後の選手がゴールするまで中継してくれた。
これは競技を知ってもらうには大変意義のあったことだろう。
実際、初日の男子20km、女子10kmでは
放送が始まってから神宮外苑のコースの沿道には観客が集まり始めた。
さらに、男子20kmの酒井浩文選手が日本記録確実で来ながら
スタジアム入り口手前で失格となってしまった直後には
なんと、テレビ局に失格に対する抗議の電話が殺到したという反響があった。
そして大会5日目の男子50kmではちょうど台風が通過とあって
テレビを見る人も多かった。私もその一人であった。
台風の影響で午前中に行なわれる予定だった他の種目が延期になり
50km競歩が途切れることなく、5時間完全生中継されたのだ。
そして、沿道には多くの人が駆けつけ選手に声援を送った
あとのインタビューで出場した今村・小坂・園原3選手が口を揃えて
こんな応援受けたことが無いと感動したことを語った。
壮絶なレースの中、トップのソビエト2選手の友情の肩組ゴールイン、
そして今村選手が日本人初の入賞(7位)と数多くの印象を残した50km。
また、このレースを実況したのが若林健治アナウンサー(現フリー)。
プロレスでもおなじみだった若林氏が生涯最高の実況だったと今でも語っている。
残念ながらこのあと、オリンピック、世界陸上等でほとんど中継されていない。
かろうじてスタートとゴールシーンが放送される程度。
91年以降、日本で開催された陸上関連の国際大会は
94年アジア大会(広島)、95年ユニバーシアード(福岡)、
98年アジア選手権(福岡)、2001年東アジア大会(大阪)
いずれも競歩競技の中継は無かった。
何が理由なのか不明だが、競歩の中継は敬遠されている。
そのことが、競歩競技のイメージを全国の人に知られることがないのが痛い。
先日、某番組でJ・ペレス(エクアドル)が登場したが
その番組で初めて競歩を見たという人が多かったのが実は残念だ。
中継の意義というのは、視聴率とか派手さだけではない
競技の普及、世界の技術を肌で知る貴重な機会なのだ。
そのことを放送局は感じ取ってもらいたいものだ。
おそらく、競歩は中継すればその過酷さから
見る人は多いと思われるのだが、
来年の大阪大会はぜひ完全生中継を期待したいものである。
それは観る人には競歩のイメージを覆す選手たちの技術を知ってもらえるし、
出場した選手にとっても自分のアピールの場として大いに励みになる。
それだけ、活躍しなければならないことには変わりは無い。
91年東京世界陸上が最後である。
地元開催ということもあり、担当した日本テレビは
スタートから最後の選手がゴールするまで中継してくれた。
これは競技を知ってもらうには大変意義のあったことだろう。
実際、初日の男子20km、女子10kmでは
放送が始まってから神宮外苑のコースの沿道には観客が集まり始めた。
さらに、男子20kmの酒井浩文選手が日本記録確実で来ながら
スタジアム入り口手前で失格となってしまった直後には
なんと、テレビ局に失格に対する抗議の電話が殺到したという反響があった。
そして大会5日目の男子50kmではちょうど台風が通過とあって
テレビを見る人も多かった。私もその一人であった。
台風の影響で午前中に行なわれる予定だった他の種目が延期になり
50km競歩が途切れることなく、5時間完全生中継されたのだ。
そして、沿道には多くの人が駆けつけ選手に声援を送った
あとのインタビューで出場した今村・小坂・園原3選手が口を揃えて
こんな応援受けたことが無いと感動したことを語った。
壮絶なレースの中、トップのソビエト2選手の友情の肩組ゴールイン、
そして今村選手が日本人初の入賞(7位)と数多くの印象を残した50km。
また、このレースを実況したのが若林健治アナウンサー(現フリー)。
プロレスでもおなじみだった若林氏が生涯最高の実況だったと今でも語っている。
残念ながらこのあと、オリンピック、世界陸上等でほとんど中継されていない。
かろうじてスタートとゴールシーンが放送される程度。
91年以降、日本で開催された陸上関連の国際大会は
94年アジア大会(広島)、95年ユニバーシアード(福岡)、
98年アジア選手権(福岡)、2001年東アジア大会(大阪)
いずれも競歩競技の中継は無かった。
何が理由なのか不明だが、競歩の中継は敬遠されている。
そのことが、競歩競技のイメージを全国の人に知られることがないのが痛い。
先日、某番組でJ・ペレス(エクアドル)が登場したが
その番組で初めて競歩を見たという人が多かったのが実は残念だ。
中継の意義というのは、視聴率とか派手さだけではない
競技の普及、世界の技術を肌で知る貴重な機会なのだ。
そのことを放送局は感じ取ってもらいたいものだ。
おそらく、競歩は中継すればその過酷さから
見る人は多いと思われるのだが、
来年の大阪大会はぜひ完全生中継を期待したいものである。
それは観る人には競歩のイメージを覆す選手たちの技術を知ってもらえるし、
出場した選手にとっても自分のアピールの場として大いに励みになる。
それだけ、活躍しなければならないことには変わりは無い。
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プロフィール
HN:
rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年
国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。
内容は私個人の見解を書いています。
日本競歩界の見解ではありません。
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