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競歩の話題・歴史など書きました
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 今年も関東インカレを迎えた。
昨日、今日と今週の金土、国立競技場で行われる。

 今日は女子10000mWが行なわれ、日女体大の大利選手が3連覇を飾った。
中盤から袴田選手(国士舘)と2人で抜け出し、
ずっと背後につけていた大利選手が残り1000m手前からスパートして勝利した。
しかし、45分台を持っている選手だけに、
今後日本代表を担って欲しいというところでは
序盤から引っ張って、好タイムをマークして欲しいところ。

 タイムは大会新記録ではあったが、関西の渕瀬選手の存在を考えると
やや物足りないレースであった。

 全部で17名の出場と、やや寂しい感じ。
3人エントリーしている大学は2・3校程度だった。
かつて名選手を数多く生んだ某大学はエントリー無しであった。

 男子1部2部10000Wは18日(金)11:30スタート。
平日なので私は見に行けない可能盛大であるが
世界陸上代表が決定した森岡選手(順大)の
連覇を阻む選手は出てくるのか?
児島(東海)、藤沢(山梨学院)、清水(城西)、岡村(東洋)、松尾(明治)らに期待がかかる。
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 今日、輪島の代替開催となった日本選手権ならびにアジア選手権を兼ねた
男子50km競歩が神戸六甲アイランドで行われた。

 先日も報告したとおり、先月の地震によって被災した輪島市に変わり
神戸市が名乗りを挙げた。兵庫陸協の会長が阪神大震災の恩返しができると
胸を張っていたのが印象的だった。

 
 レースの方は、私自身は観戦できなかったので、行ってきた方の情報だが
序盤から早いペースで進み、25kmまでは日本記録ペースで進む。
そこからはペースが落ちてしまい、高速コースと言われながらも
全体的に伸びなかった模様。

 優勝は山崎選手が4連覇、タイムは3時間47分台、
2位には明石選手が3時間55分台、3位に谷内選手が4時間4分~5分台。
谷井選手の名前が無かったが、20kmに専念するのであれば
おそらくこの3選手が世界陸上代表になることが硬い。

 山崎選手は前回入賞、明石選手は高畠に続いて連続でA標準突破、
谷内選手は昨年の輪島でA標準(4時間00分)を突破している。
谷内選手にとっては初の世界大会となる。


 さて、これで50kmの選考レースが終了した。
女子20kmの選考レースは根上で終了。
女子は4選手が突破しており、最終的な3人はまだ未定である。

 本来であれば、「偉人伝」の日ですが
予定を変更して、今朝発生した地震について書きたいと思います。
偉人伝は次週投稿いたします。


 さて、今朝9時42分能登沖を震源とする、震度6の地震が
北陸地方を中心に襲った。
私はテレビのニュース速報で事態を知った。

 真っ先に、石川県根上で開催中の「全日本競歩根上大会」を心配した。
発生した時間帯はレースの真っ最中。
しかし、聞いたところ選手は集中していたのか
揺れには気づかなかったようである。
そんな中で、女子では川崎選手が1時間28分台の日本新、
男子では谷井選手が日本選手では3年ぶりのとなる1時間21分台。
アジアレースを兼ねて国際審判員もジャッジをする中、盛況に終わった。


 最も心配するのが、震度6を記録した輪島市である。
ご存知のとおり、4月に日本選手権50km競歩が開催される。
ニュースでは市内の模様が繰り返し報道され、
おそらく何度か、コース近辺が映し出されていたはずである。
崩れた家々、さらには交通手段の少ないこの地域にとって
能登有料道路が寸断されたのは地域住民にとっても
輪島を控える選手にも痛い。

 私も何年も行っていないが、かつてお世話になった民宿の方々が
大変心配である。

 
 陸連の鈴木強化部長は場合によっては、
代替開催地を探すことも検討するという。
すでに1ヶ月を切っており、早急な決定が求められる。
日本国内だけでなく、50kmはアジア選手権も兼ねるため
各国選手、国際審判員も来日する。


 思い起こせば、95年1月の阪神淡路大震災のときも
4日後に神戸大会が控えていた。
このときは2月に千葉で代替開催となっている。
(翌年の神戸の大会は行なわれた)

 
 今後の公式発表を待ちたいところだ。


 先週の日本選手権女子20km競歩(神戸)で
ついに1時間30分の壁が破られた。
世界でも上位にランクIN可能なタイムだ。

 その壁を突破したのが竜谷大の渕瀬真寿美選手。
2年生ながら、日本インカレ2連覇、20kmでも昨年の輪島で1時間33分台をマーク。
今後の成長が非常に楽しみの選手だ。
また、3位までが従来のの日本記録を上回り、
4位の前日本記録保持者となった川崎選手も
自己記録に迫っており、層の厚みを感じさせる。

 
 日本の女子20kmの歴史を紐解いてみると、
初めて導入されたのが98年9月の根上大会(1時間38分)。
翌高畠大会、神戸と早くも1時間33分台がマークされ(98年世界ランク13位)、
その後の若手選手の台頭を考えると、30分突破はすぐにでもと思われた。

 当時、女子競歩界をリードしていたのが
三森由佳・理恵の姉妹コンビ。姉の由佳選手は96年アトランタ五輪代表。
妹の理恵選手は97年W杯代表、98年アジア大会銀メダル(10000mW)。
現在もなお3種目の日本記録を2選手が所持している(5km、10km、10000m)。

 98年、99年の1時間33分台はこの姉妹によって出されたタイムである。
両選手とも10kmでも好タイムをマークしていたが、
早い段階から20kmに照準をあわせたトレーニングを行なっており、
争い如何では30分突破に迫るタイムも期待されていた。

 ところがすぐに希望は崩れ去ってしまう。
妹の理恵選手が99年に入って、足の故障で戦々離脱。
理恵選手にとって、結果的にこの故障は選手生命を絶ってしまうものだった。

 好敵手を失った女子競歩界は、全体的に精細を欠き、
2000年のシドニー五輪では代表選手を輩出できなかった。
その年、二階堂香織選手によって32分台に突入するが、
川崎真裕美による31分台突入はそれから4年の歳月を要した。


 今回、3年ぶりの日本記録更新が1時間29分台。
世界的に見ても、30分を切ってくれば上位が見えてくる。
アジアトップを走る中国も、来年の北京五輪を控えている割に
ここ数年低迷している感がある。
もちろん、常時タイムを出していく必要があってこその世界だが
渕瀬選手を初め、今後如何では十分に台頭のチャンスだ。

 これまで層の薄かった(選手数が少ない)女子競歩界にとって
明るいニュースである。



 新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 今年は大阪世界陸上と日本の陸上界にとって
ビックイベントが控えています。
このブログがその中の競歩について皆様の
豆知識になれば幸いです。


 そんな競歩界は元旦初日からレース。
今年で55回を向かえた元旦競歩を取り上げる。

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プロフィール
HN:
rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
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