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競歩の話題・歴史など書きました
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 先週、グアテマラで行われたIOC総会で2014年冬季五輪が
ロシアのソチと決まった。
その総会で14歳~18歳を対象とした「ユース五輪」が提案された。
子供の運動離れを解消を目的としつつ、底上げが狙いだ。

 大学生のオリンピックはユニバーシアードがある。

 ジュニア選手は、各競技で世界ジュニア選手権はあるが
総合スポーツ大会は存在していなかった。
様々な競技の早い段階での普及が望める一方で、
専門性が重要視されてしまうこともある。
これは、たとえばヨーロッパではいろんな種目をやりつつ
総合性を活かしたスポーツ選手を育成している。

 例えばドイツでは日本の中学生の陸上競技全国大会では
混成競技しかないらしい。
また、強豪キューバではいわゆるティーンエイジャーの時代は
5種競技をやらせて、その中から陸上、バレーボール、ボクシングなど
適正種目に進んで行くそうだ。

 実際の実施要綱を見ると、種目は限られているらしい。
その辺はそういった事情も考慮しているのだろう。


 さて競歩に目を転じると、おそらく実施はされるだろう。
日本での競歩ジュニア事情を見ると
インターハイ導入のおかげで高校生の全国普及はかなり進んだところ。
ユース世代となる14歳、15歳あたりとなると
一部の地域で競歩選手が存在し、全日本競歩では中学生の部がある。

 ヨーロッパではさすがは競歩の本場というところで
小学生、中学生のレースとして1500m、1マイル競歩もおこなわれている。
ドイツ、ロシアといった旧共産圏では、もともとスポーツ
競歩は技術種目ということもあり、早い段階で取り組むことがよいという事か。

 ジュニア選手にとってはアピールする場がまたひとつ増えることになる。
世界ジュニアの優勝者には後のチャンピオンが数多くいる。
ペレス(エクアドル)、スタンキナ(ロシア)など。
そして実は、日本もかつては三村選手が世界ジュニアを制している。
ジュニア期から勝負勘をつかむことで、オリンピック本戦での活躍が期待される。

 日本は比較的ジュニアでは力を見せたものの
シニアになった伸び悩む選手も多い。
それを打ち払う選手が一人でも出てきてほしいものだ

 夏のユース五輪は2010年に予定されている。


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プロフィール
HN:
rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
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