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競歩の話題・歴史など書きました
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 昨年の高畠競歩はチームスタッフとして給水テーブルにいた。
50kmの何人かの選手に給水を渡していた。

 ふとほかの選手の給水テーブルを見てみると、似通っていることがわかった。
そのほとんどが学生選手なのだが、だいたいスポーツドリンク中心、
何人かの社会人選手はコーラやジュース、コーヒー、ゼリーなど準備万端。
バナナを置いている選手はゼロと言っていい状態だった。
実際、何人かの学生選手がふらふらになりながらゴールして
そのまま医務室で1時間起き上がれない選手の
給水の種類を確認したところ、はっきりいって甘い。


 そんな給水と内臓トレーニングの必要性について書いてみたい。

  
 本題に入る前に、先週中国・北京で開催されていた
世界ジュニア陸上の男子10000mWで日本の鈴木雄介選手(順大)が
銅メダルを獲得した。男子でのメダル獲得は初となる。
平野博之選手(金沢星稜大)も6位入賞、
桐生文香選手(環微研)が8位入賞を果たし競歩は全員入賞となった。
また鈴木選手のメダルは日本勢唯一のメダルだった模様。


 


 

 私の話になってしまうが、私が50kmへ出場したときは
ジュースにコーラ、2種類のドリンクを混ぜ合わせもの、
バイオ茶、ゼリー、カロリーメイト、バナナなど多種多彩。
しかも、そのほとんどを取っている。

 今これほど用意する選手は少なくなってしまっている。
以前は給水テーブルは華やかであった。
かつての50kmは個性豊かな選手が多く、自分のこだわりを実現すべく
独自性の濃い競技だった。

 実際、かつて世界陸上で入賞経験のある今村文男選手は
こういったドリンク、給食には大変こだわりのある選手で、
固形物やさらにはビールを実際に給水で使用していた。


 競歩のみならず長距離スポーツで強い選手の条件の一つに
内臓の強さがあると私は思っている。
それは、練習中、練習後の栄養分がいかに吸収しやすい体であるか
吸収がよい選手は体全体に養分が行き渡り、回復も早くなる。
逆に吸収が悪い選手は胃に残り、嘔吐してしまう。
50km、20kmその他「長距離」をやる以上は
内臓が弱いことは致命的である。


 考えてもらいたいのが、レースはもちろんのこと練習中の給水、給食
というのは「その場しのぎ」の補給ではないということ。
いかにエネルギーを摂取して疲労を最小限にとどめる、
つまり翌日以降のトレーニングにつなげるためのものである。
これを意識しているかしていないかで、トレーニングの質が変わってくる。


 その顕著な例が自転車ロードレースの最高峰であるツールドフランス。
21日間の肯定で、1日平均160km以上のレースをこなしていく。
1日で消費するカロリーはなんと約6000カロリー。
当然3週間ほぼぶっ続けで競技をするため、朝晩の食事だけでは
エネルギー回復は無理。それプラスレース中の補給で補っているそうだ。

 
 ではどうやって内臓を強化していけばよいのか、
私がやっていたのを紹介すると単純明快。
普段の練習から、普通なら胃に残りそうなものを積極的に使っていく。
私は20kmの選手であったころから、距離練習時は
多彩な給水・給食を用意し、クーラボックスに全部入れて
大体お腹が減ってくる時間、距離を経験から把握していたので
例えば、30kmをやるなら15kmくらいでカロリーメイト1個目を食べる。
40kmなら18kmくらいで同じように1個目を補給した。

 むしろ私は給水が楽しみであったので、特に50kmを意識してやったのではなく
練習を楽しくする、苦しいときは給水にたどり着くために歩く、
という繰り返しの中で鍛えてきた。
以前、スピード練習のとき「飲むヨーグルト」を給水に使っていたら
さすがに仲間、先輩選手がびっくりしていた。
それから乳飲料は給水に使わなくなったが、そんな飲み物でも
平気で胃に入れていた時期もあった。

 そんなこんなを2年続けていたら、すっかり胃も強くなり
きつい練習のあとすぐに食事ができる体を作った。
もちろん体を壊したこともあったが、その結果は試合で発揮されている。


 50kmに取り組む上での話が多くなってしまったが
これは3000mだろうが20kmでも同じことが言えるのである。
先ほども書いたとおり、栄養の摂取ができなければ
疲労だけがたまりタイムが伸びない。

 内臓の強さは才能ではなく、あきらかに日ごろの意識改革で
どうにでも強くすることは可能。ただし、かなりの期間がかかることは
頭の隅に置いていただきたい。


 今は夏である。発刊によってエネルギー消費の激しい時期である。
給水を取る回数の多い時期であるので、ちょうどはじめるにはもってこいの時期である。
人と同じ練習をこなしていては強くはなれない。
こういった内臓のトレーニングを取り入れることで
質の高いトレーニングにすることができると確信している。


 以上についてご質問ご意見がありましたら
コメントで受け付けております。
経験もありますので、お答えできることであれば
ご回答していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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プロフィール
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rawk
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男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
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