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競歩の話題・歴史など書きました
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 今日、大阪で行われた日本選手権男子20kmで代表選考会は全て終了。
8月の本戦までは、しばし高校生・大学生が主役となる。

 高校生はインターハイまで、都府県大会・各地区北海道大会を
勝ち抜いて行くことになる。
競歩の場合、他の種目とは異なり、上位3名までが上の大会へと進む。
競技人口が増えてくれば6名制になるかもしれないが
いずれにしろ、熾烈な争いが繰り広げられる。

 競歩は特にジュニア高校生にとって、かつてに陸連合宿や
現在の競歩を強くする会主催の合宿など
全国規模の合宿にレベルに関係なく参加することが可能である。
同じ都道府県もあれば、他の都道府県選手同士が仲良くなったりする場面も多い。
しかし、そんな彼らもインターハイに向けて振るい落としが始まる。
これまで、和気藹々とやっていた仲が、ライバルとなるのである。

 この仲間→勝負へ切り替わる必要がある。
当然、進むもの落ちるものが発生する。
負ければそれで競技生活終了する選手もいる。

 しかも、競歩の場合は順位で落ちるだけでなく、
失格で順位がつくことなく落ちるケースもある。
プラス3名しか上へいけないことから、インターハイで勝つことは
オリンピックへ出ることと同じくらいの価値があるかもしれない。

 

 大学生は今月から地区インカレがスタートする。
大学生の場合は、全日本インカレももちろんだが
むしろ地区インカレの方が重要視されているかもしれない。
もっともレベルの高い、関東インカレを見ると
個人もさることながら、学校同士の得点争い、
1部下位2校と2部2校が入れ替えになることによる
1部残留争い、2部昇格争いなど個人より学校重視が
大学生の大会である。


 それぞれ、緊張感を持ちながら、春のシーズンが本格的にスタートする。
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 少し話題を変えてみて、
競歩に関係なくスポーツゼリーを皆さんもコンビニなどで
購入されることもあるだろう。
一日分の野菜が取れるなど謳い文句が多々ある。

 個人的なことであるが、私の知り合いに鬱病で苦しんでいる兄弟がいる。
諸事情で兄弟二人して鬱病になってしまい、
ここでは書けないようなことが頻繁に起きている。
私はカウンセラーでも何でもないが
私なりに彼らのヘルプを行なっている。

 鬱病に人には「がんばれ」といった励ましはタブーである。
なので私は今までどおりの接し方をしている。
時には冗談を言い合い、時には突っ込みを入れるなど
それプラス、彼らのいいところを探りだして
それを活かした将来設計を何十とおりも、話をしている。

 彼らに食事のことを聞いたところ、
まったくのどを通っていないということを聞いた。
兄の方は170cm以上ありながら体重が30kg台。
おそらく穀物、肉類は今の状態では食べられないだろうということで、
スポーツゼリーを毎日摂取することをアドバイスした。
競歩でも給食としても利用される、アミノ酸の入ったゼリーである。

 スポーツゼリーのポイントは吸収が早いことにある。
しかも甘味もあって美味しい。
その特性を普段の食事として、彼らにアドバイスした。
確認したところ、何も食べたくないときは摂取しているとのこと。

 大きなお世話に思われることだが、いろいろ実験的に
やってみろということで彼らに提案している。
いつの日か社会復帰ができるように願っている。


 さて、選手によっては暑くなってくると練習後の食事が
取れない選手を見かける。私自身も高校時代は
1年のときは暑さにまったく弱くて、すぐダウンしてしまった。
夏合宿は最悪であった。
さすがに2年以降は解消され、学生時代になるとガツガツおかわりをした。
ある程度食事が取れると、部屋をクーラーガンガンにしても
暑さに耐えられる体が出来ると思われる(私がそうだったので)。

 とにかく何でも良いので摂取してくことが重要である。

 世界選手権の選考会も残りわずか
来週根上で行われる大会で、ほぼ20kmが出揃うことになる。

 陸マガなどで、標準記録突破者のリストが出ているのだが
お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、
競歩に限って、本来なら突破している選手全員が
載っていないことに気づいているだろう。

 例えば昨年の高畠50kmで2位に入った明石選手。
彼は元旦でも20kmでも標準記録を突破していたにも
関わらず載っていない。

 実は、世界選手権の標準記録が認められる大会というのが
国際陸連で設定されており、国際審判員がジャッジをした大会のみという
規定があるのだ。これは競歩の改革の1つとして組み込まれたもの。

 ヨーロッパ選手権やアジア大会、ワールドカップはもちろんであるが
各国の国内選手権など(認められない場合もある)。
そして、日本では来週の根上は20kmがアジアレースという形で実施され
国際審判を招聘するため公認記録となる。
また、輪島では50kmのみが対象レースとされる。

 1月の神戸が公認されるのかは不明だが
5月の長居でのレースは参考程度ではないかと思われる。
このあたり、トップ選手は把握しているのだが
知らない選手や周りの方々にとっては
特定の大会で記録を出さなければ、
たとえ好記録を出しても代表になれないという事態が発生する。

 この辺はここを読んでいただいた方も、把握しておくとよいであろう。

 日本での競歩の主要大会は地方で行なわれるのがほとんどで、
都市圏で行なわれるのは、1月の元旦競歩(東京)、日本選手権(神戸)くらい。
さながら旅である。

 私が初めて主要大会へ出場したのは輪島である。
当時は輪島までの直通電車もあって、とくに和倉温泉を過ぎてからは
眺めのよい光景が記憶に残っている。

 神戸、輪島、根上、高畠、最近は北上や名古屋もあったり
選手にとっては大変な移動である。
さすがに役員の中にも、場所のよっては交通手段の厳しいものもあったりするので
都市圏での開催を求める人もいる。
実際、地方の高校生などに聞くと、東京や大阪に行ってみたいという意見もあるのだ。

 とはいっても、50kmなど長時間交通規制を行なうとなると
やはり難しいところはあるようだ。
世界的にも地方で行なわれるケースは多いようだ。

 そんな移動ばかりでも、集中して結果を出すのが選手である。

 故障しないようにするには?という問いに対し
よくあるのはストレッチやマッサージなど外部の刺激等である。

 しかし、普段食べる食事も、故障を未然に防ぐ意味では大切である。
また体の体調を整えるのも同じく。

 以前、練習のあと30分以内に何らかの食事を取るとよいと薦められた。
たいそうな食事でなくとも、おにぎり1個やパンでもOK
できるだけ早く栄養分を吸収させ、
空きっ腹の状態は防ぐ。

 ウェイトトレーニングする際も、キャラメル1個でも良いので
空腹にさせないことが良い。ウェイトは筋肉繊維を破壊して
新たな繊維を作り出す仕組み。そこへ栄養分を胃に貯めた状態で
いると栄養分が行き渡る。


 50kmの選手は練習中でも積極的に固形物を摂る。
長時間の体力消耗の回復だけでなく
次の練習のためにダメージを少なくすることにも繋がる。

 30km未満の練習ではさほど固形物は必要ではないが
それでも、楽しみの意味も込めて、取り組むと良いかも。

 よくカーボローディングという言葉を聞く。
これは試合が近づくつれ食事を調整していくことだが、
ある方が言うには、日本人は普段からバランスの取れた食事をしているので
さほど気にしなくて良いという意見もある。
欧米選手のような、肉に偏る食事の文化では重要視されるが
日本ではあまり問題ないということだ。
 

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プロフィール
HN:
rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
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