忍者ブログ
競歩の話題・歴史など書きました
[8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


 今年はオリンピックの中間年にあたり、各地域選手権が盛んな年である。
その中でも競技レベルトップを誇る、第19回ヨーロッパ選手権が
8/7-13 スウェーデンのイエテボリで開催されている。
ヨーロッパ選手権はアジア大会と同じく4年ごとに開催され
ビックタイトルの一つとして捉えられている。
このイエテボリは95年世界陸上が開催されたことで
憶えている方も多いかもしれない。

 本日が最終日であるが、すでに競歩競技は終了しているので結果を報告する。
(時間は現地時間)


・男子20kmW(8/8 17:15)
1.Francisco Javier Fernandez(ESP) 1:19:09
2.Valeriy Borchin(RUS) 1:20:00
3.Joao Vieira(POR) 1:20:09
(出場19名 完歩17名 失格2名)

 世界歴代2位のタイムを持つフェルナンデス(スペイン)が大会2連覇を飾った。
今年はワールドカップと併せて2冠。
世界選手権・五輪と3大会連続2位、大阪ではどうか。



・女子20kmW(8/9 17:15)
1.Ryta Turava(BLR) 1:27:08
2.Olga Kaniskina(RUS) 1:28:35
3.Elisa Rigaudo(ITA) 1:28:37
(出場25名 完歩22名 途中棄権1名 失格1名 欠場1名)
 
 今年のワールドカップを制したツロワ(ベラルーシ)が制した。
今年は休養の世界記録保持者イワノワ(ロシア)との対決が
大阪では楽しみである。



・男子50kmW(8/10 9:40)
1.Yohan Diniz(FRA) 3:41:39
2.Jesus Angel Garcia(ESP) 3:42:48
3.Yuriy Andronov(RUS) 3:43:26
(出場28名 完歩21名 途中棄権5名 失格2名)
 
 フランスの新鋭ディニスが制した。
これまでほとんど実績のなかった無名選手。
28歳で見事花開いた。
今年のワールドカップ覇者ニジェゴロドフは序盤で早々と失格。
同大会2位のニーマルク(ノルウェー)が終盤までリードしていたが
40kmを過ぎて失速、4位まで順位を下げてしまった。
2位には93年世界チャンピオン・38歳のガルシア(スペイン)が入り
さらに健在ぶりをアピールした。



結果詳細は以下を参照願う。
http://www.sportresult.com/sports/la/framework/eaa2.asp?module=timetable_event&event_id=10000100000031&lang=en


 今シーズン好調の選手がそのまま上位を占めるかたちとなった。
失格者が3種目でわずか5名というのも注目すべき点であろうか。
来年はこの選手たちが大阪にやってくる。
世界の動きが我々を魅了する。


 アジア大会は12月にドーハ(カタール)で開催。
また8/15(火)からは中国・北京で世界ジュニアも開催される。

PR

 競歩のインターハイ導入は競技人口を増やすために絶対不可欠であった。
2001年からようやく導入されて今年で6回目。

 私は仕事の都合で取材はできなかったが
結果が出たので考察してみる。

 男子5000mW
1.小坂 拓磨 (鶴来・石川)22:16.75
2.鈴木 基文 (豊川工・愛知) 22:21.73
3.髙山 史也 (八女工・福岡) 22:22.30

男子は予選決勝ともスローペースで展開したようだ。
実際、女子の1000mの入りとほとんど変わらない。
優勝タイムが22分台は寂しいものである。
過去には暑い中でも21分台を出している選手もいる。
2年生がワンツーということで来年に期待したい。


 女子3000mW
1.中村 実歩 (熊谷女・埼玉) 13:33.37
2.大澤 恭子 (熊谷女・埼玉) 13:38.25
3.桒原 一菜 (県岐阜商・岐阜) 13:40.66

 女子は比較的レベルの高いタイムとなった。
熊谷女勢のワンツーフィニッシュ。
タイムも13分台中盤とまずまず。


 インターハイ導入前の選手権(別名混成)と違って
予選決勝と2本こなさなければならない。
ただ5000m、3000m歩けるだけではインターハイは勝てない。
今の時代はスピード練習より、距離をこなしていくことが求められてくる。
実際、社会人・大学生選手は5000m、3000mは調整無しで望んでくる。
私もかつて土日で5000m2本記録会出たことがあるが
2日目の方が記録が良かった。

 それなりに距離がこなせていれば問題ないことになる。
5000m、3000mではなく20kmと考えてもいいかもしれない。
その辺を意識してトレーニングしてる選手は、今後期待できる。

 短距離の高野進氏は400mを暑い中、予選・準決・決勝1日3本
こなしていくことに超人的に思っているらしい。
実際、五輪などの400mはそれぞれ数日かけて行なう。
それをあの暑い中、やっていくのだから若さにはさぞ驚かされるのだろう。

 
 さて、インターハイのあとは高校生は国体へ向けて準備が始まり、
そして一般ではアジア大会(12月)が主な国際大会になる。

 また、ヨーロッパではヨーロッパ選手権が行なわれるので
結果がわかり次第紹介する。

 


 

 2004年の神戸後、日本の競歩界は一つの講習会によって変化が生じた。
ジャッジの仕方にこれまでの違いが出てきたのである。
前年の世界選手権(パリ)にて日本選手5人中3選手が失格するという事態。
日本の競歩のレベル、ジャッジのレベルを改善すべく、
一人の男に白羽の矢が立った。

 それが国際陸連競歩委員長マウリリオ・ダミラノ(イタリア)だった。
彼は現役時代は輝かしい実績を残した選手だった。

 今年で6回目となるインターハイ競歩。
全国大会とあってジャッジも厳しいものになる。
そんなジャッジに議論が起きた年がある。
2004年の男子5000mW決勝、競歩のあり方は何か?あれは審判のミスだなど
ネットだけでなく各地で聞いた。

 そんな議論についてちょっと書いてみたいと思う

あと2週間ちょっとと迫ったインターハイ
今週と来週の2回、インターハイに関することを書いてみたい。
再来週はインターハイ真っ最中なので今週と来週とする。

<< 前のページ 次のページ >>
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
フリーエリア
最新TB
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]