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競歩の話題・歴史など書きました
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 日本陸連元競歩部強化部長で技術指導コーチの斎藤和夫氏が2日、
心不全のため亡くなった。享年63。

 斎藤氏は石川県出身。1964年東京、1968年メキシコと2大会連続50km競歩五輪代表として出場。
東京大会では土砂降りの雨の中、甲州街道のコースをひた歩き、
メキシコ大会では暑さと高地の中で健闘し17位に入った。
また当時、世界ランキング10位以内の好タイムをマークするなど
「日本人もやれば出来る」との信念を抱き、引退後は後進の指導に努める。

 競歩強化部長時は自らの経験活かし、多くの若手選手を強豪メキシコ高地合宿に派遣。
91年東京世界陸上・今村文男選手50km7位入賞など数多くの成果を収めた。

 また指導者としても、ジュニア時代から育成に当たった
池島大介選手、板倉美紀選手を五輪選手として輩出。
競歩ブロックではただ一人(全体でも室伏重信氏など数人)の技術指導コーチとして
競歩界の発展にご尽力された。

 先月の関東インカレでも男子一部校10km競歩のメダルプレゼンターとして
元気なお姿を拝見していただけに、今回の訃報に驚きを隠せない。


 故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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 1ヶ月ほど前の記事となるが、久々に彼の姿を見た。
http://www.iaaf.org/news/Kind=2/newsId=34278.html

 WFP(世界食料計画)の活動でアフリカを訪問していたようだ。
現役を引退してまもなく2年となるが、体つきはさほど変わっていないように思える。

 取り囲んでいる子供たちから見たら、支援者の誰かというイメージしかないだろう。
我々競歩に携わる人間にとってはオリンピック3連覇を成し遂げた英雄だが、
カールルイス(短距離)は知っていても彼がわかる人は少ないかもしれない。

 しかしコジェニョフスキーも第2の人生をスタートさせている。

 そんな彼の戦績を振り返ってみる。

男子10kmW
女子10kmW

 昨日、横浜・日産スタジアムで開催中の関東学生陸上を観戦した。
もちろん競歩種目が行なわれるためである。
9:40男子1部・2部10kmW
9:50女子10kmW

 このスタジアムに来たのは98年関東インカレ以来となる。
2002年ワールドカップサッカー決勝が行なわれたスタジアムも
このときはちょうど完成したばかりのオープニングゲーム。
当時は「横浜国際競技場」の名称だった。

 スタジアムもさることながら、最寄駅の小机駅の変貌ぶりにも
驚かされた。98年当時はこじんまりとした小さな駅だったのが
スタジアムのために整備され、立派な駅舎となっている。

 さて、これまでトラックで実施されていた競歩種目が
今大会はロード開催となった。

 

5/14(日)2日目の結果です。タイムテーブル順に掲載しています。
2日目は日本選手の出場はありません。


・男子50km
1.Denis Nizhegorodov (ロシア) 3:38:02 大会新
2.Trond Nymark (ノルウェー) 3:41:30
3.Yuriy Andronov (ロシア) 3:42:38
(出場82名 完歩63名 途中棄権13名 失格6名)

トップ5kmLAP 22:55-45:29-1:07:39-1:28:54-1:49:37-2:10:13-2:30:38-2:51:43-3:14:26

(団体)
1.スペイン 20点(4位-6位-10位)
2.ポーランド 38点(5位-14位-19位)
3.中国 39点(8位-11位-20位)


・女子ジュニア10km
1.Vera Sokolova (ロシア) 44:49 大会新
2.Alexandra Kudryashova (ロシア) 44:52
3.Xue Chai (中国) 45:04
(出場48名 完歩44名 失格4名)

トップ5kmLAP 22:13

(団体)
1.ロシア 3点(1位-2位)
2.ウクライナ 11点(5位-6位)
3.ベラルーシ 15点(4位-11位)



 男子50kmはこの種目3連覇を狙うロシアが優位に進めた。
序盤は昨年の世界選手権覇者キルディアプキン(ロシア)が
先頭を引っ張り、20km以降、アテネ五輪銀メダルの
ニジェゴロドフ(ロシア)が先頭に出て、30km以降のLAPを
20分台前半と50kmとは思えぬ脅威のペースで刻むと
後は完全な一人旅。40kmでは2位と6分の大差を付け
世界記録も期待されたが、ラスト崩れて大会新に留まった。

 ニジェゴロドフは2004年、3:35:29の世界記録をマークしたが
国際審判の不足を理由に記録を取り消された選手。

 個人で3連覇を狙ったヴォエボディン(ロシア)は途中棄権。
キリディアプキンは30km以降、大崩れして4時間23分台の49位と
波乱の展開となった。

 また、97年の覇者で今年38歳の大ベテラン、地元スペインのガルシアが
6位に入り健在ぶりをアピール。スペインは男子20km・50kmの
2種目で団体優勝を果たし、地元ファンの期待に応えた。


その他詳細結果、レースレポートは国際陸連特設ページをご覧ください。
http://www.iaaf.org/WRW06/

 5/13(土)1日目の結果です。タイムテーブル順に掲載します。

・女子20km
 1.Ryta Turava (ベラルーシ) 1:26:27 大会新
 2.Olimpiada Ivanova (ロシア) 1:27:26
 3.Irina Petrova (ロシア) 1:27:46
 52.川崎真裕美 (日本) 1:41:41
 (出場87名 完歩71名 途中棄権13名 失格4名)
 
 トップ5kmLAP 21:40-43:24-1:04:49
 川崎5kmLAP 22:54-46:45-1:12:15
 
 (団体)
 1.ロシア 10点(2位 3位 5位)
 2.中国 19点(4位 6位 9位)
 3.ベラルーシ 25点(1位 8位 16位)


・男子20km
 1.Francisco Javier Fernandez (スペイン) 1:18:31
 2.Jefferson Perez( エクアドル) 1:19:08
 3.Han Yucheng (中国) 1:19:10
 30.谷井孝行 (日本) 1:23:41
 31.森岡紘一朗 (日本) 1:24:33
 65.杉本明洋 (日本) 1.29:35
 (出場115名 完歩95名 途中棄権12名 失格8名)

 トップ5kmLAP 19:29-38:52-58:22
 谷井5kmLAP 20:27-41:01-1:01:52
 森岡5kmLAP 20:28-41:23-1:02:56
 杉本5kmLAP 21:01-43:28-1:06:18

 (団体)
 1.スペイン 33点 (1位 12位 20位)
 2.オーストラリア 37点 (5位 14位 18位)
 3.ロシア 37点 (6位 7位 24位)
 10.日本 126点 (30位 31位 65位)
 →2位3位はトップ選手の順位による


・ジュニア男子10km
 1.Sergey Morozov (ロシア) 40:26 大会新
 2.Miguel Angel Lopez (スペイン) 41:41
 3.Aleksey Grigoryev (ロシア) 41:52
 (出場60名 完歩54名 失格6名)
 
 トップ5kmLAP 19:52
 
 (団体)
 1.ロシア 4点 (1位 3位)
 2.ベラルーシ 14点 (6位 8位)
 3.スペイン 28点 (2位 28位)


女子20kmは世界記録保持者イワノワ(ロシア)と
アテネ五輪4位のツロワ(ベラルーシ)との争い。
途中ペトロワ(ロシア)が追いついて3人の争いだったが
ツロワがリードを広げ優勝。
日本の川崎は自己の持つ日本記録から10分近く遅れて52位、
なかなか世界で結果が残せない。

 男子20kmは2003年世界陸上、2004年アテネ五輪、2005年世界陸上
いずれも銀メダルだったフェルナンデス(スペイン)が
スタートから飛び出して、そのまま逃げ切り
地元スペインにうれしい金メダルをもたらせました。
世界記録保持者のペレス(エクアドル)は2位、
アテネ五輪金メダルのブルネッティ(イタリア)は16位。
日本勢は谷井の30位が最高で、団体も10位に終わる。


 その他結果詳細、レースの模様は国際陸連特設ページをご覧ください。
 http://www.iaaf.org/wrw06/

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プロフィール
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rawk
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男性
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IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
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