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競歩の話題・歴史など書きました
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 第15回アジア大会は中東カタールの首都ドーハでスタートした。
陸上競技は12/7(木)~12(火)の6日間で行なわれる。

 競歩種目は初日の7(木)に実施(50kmは実施されない)

 男子20km 08:10(日本時間14:10)
 女子20km 10:30(日本時間16:30)

 日本からは男女2選手ずつが出場する。
 男子20km 森岡 絋一朗(順大) 山崎 勇喜(長谷川体育施設)
 女子20km 川崎 真裕美(海老沢製作所) 坂倉 良子(登利平AC)


 アジア大会は1951年ニューデリー(インド)で第1回大会を迎えた。
4年に一度、オリンピックの中間年に実施されている。
陸上競技の中で特に男子で、唯一金メダルを取っていないのが競歩種目だ。

 惜しいチャンスも何度もあった。
記憶に新しいところでは、90年北京大会の男子20km。
日本の酒井浩文選手は、中国選手と抜きつ抜かれつのデッドヒート。
勝負はトラック内に持ち込まれたが、ラストで競り負け1秒差で涙を飲んだ。

 また遡れば、1951年ニューデリー大会でも35歳佐藤武男選手が
10kmでインドの選手と3秒差で競り負けてしまった。
50kmでは酷暑の中、3位に入っている。

 実施状況もまちまちで1951年大会のあとは
1978年バンコク大会まで実施されなかった。


 そんな中、今大会の展望を予測してみると
2種目とも中国勢が抜きん出ている。

 特に男子は17歳のLi Gaoboは今年の世界ランク1位(どうやら出場はしていない模様)。
そして今年のワールドカップで3位に入ったHan Yuchengは出場。
また忘れてならないのがカザフスタン勢。
前回釜山大会を制したのはカザフのボリソフ、
94年広島大会50Kmを制したのがコレパノフ(後にアジア記録でワールドカップを制した)。
ただしこの2人はエントリーしていない。
日本勢はここ数年20Kmが低迷しており、持ちタイムや実績からして厳しいところだが
レースは何が起こるかわからない。森岡選手は昨年のユニバーシアード3位、
山崎選手は昨年の世界陸上50km8位、前回の釜山大会に続いての代表だ。


 女子も中国勢が世界ランク7位8位に属している。
日本勢には大変厳しい状況は変わらないが
ここ2・3年中国勢はシドニーを制した力が感じられない。
今シーズンも1時間30分は切っているものの、
大舞台では微妙なところだ。
日本勢は1時間30分は切っていないが、スピード変化に対応できれば
十分にチャンスはある。
川崎、坂倉両選手とも国内ではほぼ一人旅のレースが多い。
競り合いは微妙だが、それだけペースを維持する力は持っている。
中国の牙城を崩すことができるか。


 今回中東の暑さの中のレースとなる。
気候的には日本の夏とはことなり、湿気の無いカラットした暑さで
夏としてはすごし易い。
ただし、日本の寒さから熱いところに行くわけでコンディション作りは大変だが、
それは中国も韓国も同じ条件である。
実力がそのまま発揮されるのが大きな大会だ。

 さて悲願の金メダルなるか。
勝負は4日後である。


 来週は結果をお送りします。
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プロフィール
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rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
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