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競歩の話題・歴史など書きました
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 故障しないようにするには?という問いに対し
よくあるのはストレッチやマッサージなど外部の刺激等である。

 しかし、普段食べる食事も、故障を未然に防ぐ意味では大切である。
また体の体調を整えるのも同じく。

 以前、練習のあと30分以内に何らかの食事を取るとよいと薦められた。
たいそうな食事でなくとも、おにぎり1個やパンでもOK
できるだけ早く栄養分を吸収させ、
空きっ腹の状態は防ぐ。

 ウェイトトレーニングする際も、キャラメル1個でも良いので
空腹にさせないことが良い。ウェイトは筋肉繊維を破壊して
新たな繊維を作り出す仕組み。そこへ栄養分を胃に貯めた状態で
いると栄養分が行き渡る。


 50kmの選手は練習中でも積極的に固形物を摂る。
長時間の体力消耗の回復だけでなく
次の練習のためにダメージを少なくすることにも繋がる。

 30km未満の練習ではさほど固形物は必要ではないが
それでも、楽しみの意味も込めて、取り組むと良いかも。

 よくカーボローディングという言葉を聞く。
これは試合が近づくつれ食事を調整していくことだが、
ある方が言うには、日本人は普段からバランスの取れた食事をしているので
さほど気にしなくて良いという意見もある。
欧米選手のような、肉に偏る食事の文化では重要視されるが
日本ではあまり問題ないということだ。
 
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 50km競歩3時間台。今では日本でも当たり前のようになっているタイム。
世界記録は3時間35分台まで到達し、競歩の場合、初めから最後まで
動きが変わらないことから、今後さらにタイム短縮が期待される。

 今から30数年前、3時間台は夢のタイムとされていた。
さらには人類が3時間台で歩けるわけが無いという
根拠の無い常識まで流れていたほどだった。

 そんな壁を突破し、1972年ミュンヘン五輪50km金メダルに輝いた
ベルント・カンネンベルク(西独)にスポットを当てる。

 先週の投稿でフォームについて書いた。
いろいろ反響もあって興味深い内容となった。


 そもそも競歩とはどのように位置付けるべきなのかを考えてみると、
以前のテレビ中継や書籍で「競歩は陸上の基本である」と
述べられている。

 その辺を書いてみたい。

 今年の冬は暖冬と呼ばれるほど暖かい。
例えば東京は今日現在、いまだに初雪がないという。
これは観測史上初とのこと。

 寒さが収まっている分、練習の方は各選手順調だろうか。
それでも、朝は十分寒いと思われる。
私が学生時代は夏でも冬でも、ロングは朝早くスタートしていた。
朝7時スタートということもしばしば。

 むしろ冬は早くスタートして、気温が上がる昼ゴールが望ましいと思われる。
社会人選手はあるていど限られてしまうが、
土日の練習は暖かい内に終わらせる方が良いであろう。

 冬から春にかけて寒さよりも、花粉症の方が厳しい。
外で練習する以上、どんな対策をとっても
なってしまうものはなってしまう。
すでに目が痒い状態が始まっている。
かつては輪島大会の前日にぶり返したことも。

 
 今年の輪島大会は競技種目に変更が出るとのこと。
男子20kmが3月の根上で実施されるにあたり
輪島では実施されない。
代わりにマスターズの部10km、5kmが行なわれることとなった。
シニア選手の活躍に期待したい。
そして正しいフォームで歩いていただきたい。

 先週の日本選手権女子20km競歩(神戸)で
ついに1時間30分の壁が破られた。
世界でも上位にランクIN可能なタイムだ。

 その壁を突破したのが竜谷大の渕瀬真寿美選手。
2年生ながら、日本インカレ2連覇、20kmでも昨年の輪島で1時間33分台をマーク。
今後の成長が非常に楽しみの選手だ。
また、3位までが従来のの日本記録を上回り、
4位の前日本記録保持者となった川崎選手も
自己記録に迫っており、層の厚みを感じさせる。

 
 日本の女子20kmの歴史を紐解いてみると、
初めて導入されたのが98年9月の根上大会(1時間38分)。
翌高畠大会、神戸と早くも1時間33分台がマークされ(98年世界ランク13位)、
その後の若手選手の台頭を考えると、30分突破はすぐにでもと思われた。

 当時、女子競歩界をリードしていたのが
三森由佳・理恵の姉妹コンビ。姉の由佳選手は96年アトランタ五輪代表。
妹の理恵選手は97年W杯代表、98年アジア大会銀メダル(10000mW)。
現在もなお3種目の日本記録を2選手が所持している(5km、10km、10000m)。

 98年、99年の1時間33分台はこの姉妹によって出されたタイムである。
両選手とも10kmでも好タイムをマークしていたが、
早い段階から20kmに照準をあわせたトレーニングを行なっており、
争い如何では30分突破に迫るタイムも期待されていた。

 ところがすぐに希望は崩れ去ってしまう。
妹の理恵選手が99年に入って、足の故障で戦々離脱。
理恵選手にとって、結果的にこの故障は選手生命を絶ってしまうものだった。

 好敵手を失った女子競歩界は、全体的に精細を欠き、
2000年のシドニー五輪では代表選手を輩出できなかった。
その年、二階堂香織選手によって32分台に突入するが、
川崎真裕美による31分台突入はそれから4年の歳月を要した。


 今回、3年ぶりの日本記録更新が1時間29分台。
世界的に見ても、30分を切ってくれば上位が見えてくる。
アジアトップを走る中国も、来年の北京五輪を控えている割に
ここ数年低迷している感がある。
もちろん、常時タイムを出していく必要があってこその世界だが
渕瀬選手を初め、今後如何では十分に台頭のチャンスだ。

 これまで層の薄かった(選手数が少ない)女子競歩界にとって
明るいニュースである。



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プロフィール
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rawk
性別:
男性
職業:
IT業
趣味:
競歩
自己紹介:
競技暦11年

国際大会、歴史などさまざまな話題を時には楽しく、時には辛口に週一ペースで書いていく予定です。

内容は私個人の見解を書いています。

日本競歩界の見解ではありません。
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